2020.08.08(土) カブスリーグ vs花川南中学校

3年生にとって

 延期されていたカブスリーグが始まりました。大会に参加するチームには3年生は「引退」し新チームで臨んでいるチームもあるみたいです。シーガルは7人の3年生全員が参加します。この「引退」というのは部活ならではの考えなのでしょうが、松本コーチ的には反対ですが。なぜ好きなサッカーを中学生の段階でいったん引退しないといけないのでしょうかね。続けてはいけないのでしょうか。続ける機会を失わなければならないのでしょうか。コーチは中学生の時にはクラブチームに所属していました。メインの夏の大会が終わった後でも練習を続けていました。3年生自由参加の合宿もあったりして仲間たちと存分にサッカーを楽しんでクラブを卒業した思い出があります。もちろん勉強もしていましたよ(笑)この「引退」の考え方が少しずつ変わっていってほしいなという思いも持ちながらシーガルにかかわっていきたいと思っています。

 

 前置きが長くなりましたが、初戦の振り返りです。

 対戦相手は花川南中学校。

 1週間前に実戦の機会をいただいて、いい準備をして臨むことが出来ました。1年生も少しずつ中学生のサッカーに慣れてきたようでどんなゲームになるか楽しみでした。試合開始直後はお互いに落ち着かない展開で、少しけり合う形に。10分弱、相手のキーマンにゴール前に持ち込まれ強烈なシュートを撃ち込まれて失点。その後は、優位にボールを保持し押し込む展開に。特に開始直後のケガで牛島と代わって急遽投入された

1年生の工藤が右サイドで起点となる。サイドの1対1を制し何度も突破しクロスまで持ち込む。前半20分を過ぎたあたりから中央でボールロストを繰り返してしまった加藤(瑠)がサイドを有効に使いだすと幅を使った攻撃となり、エリア①→エリア②への前進がスムーズになり、縦に急いで蹴りだすようなプレーはほとんどなく右から左、左から右へとスムーズなビルドアップに成功。ゴール前のところでは相手の寄せの速さに苦戦し、いい形でシュートまで持ち込むことはできず、無得点で前半終了。髙田松屋藤森山谷のディフェンスラインは終始距離感、スライド、アップダウンを統一出来ていて、完全に裏を取られるシーンは一度もなかった。後ろからのビルドアップも練習の成果がばっちりであった。

 後半メンバーを少し変え得点を狙いに行く。長期離脱から復帰した、宇野と桜田を投入し、チームに安定感が増した。まだ本調子ではないが、宇野は左サイドの崩しに何度も関わりシュートまで持ち込む。桜田は最終ラインで強さを見せ安定したプレーで攻撃の起点となる。FWの加藤(嘉)が相手のゴールキックを奪いループシュートを決め同点とする。その後もボールを保持し、中央からサイドサイドから相手の背後、さらに中央のサポートと流れるような連携で何度も攻め込むも決めきれず。終了間際、一瞬のスキを突かれ対応に後手を踏みミドルシュートを決められる。その一瞬、誰か人任せのプレーになってしまったのではないでしょうか。

 

 結果的には1-2の敗戦となりましたが、試合中に自分たちでコーチングの声が出始めたことは大きな変化でしょう。1年生も遜色ないプレーで戦うことが出来ていました。チームでテーマをもってずっと取り組んできたエリアを意識したプレーも確実に成果として出ています。自信をもって今日の試合に臨んでほしいと思います。

 

 

松本