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第16回全日本ろう者サッカー選手権大会

サッカーなら、どんな障がいも超えられる

10月26日(土)27日(日)の2日間、全日本ろう者サッカー選手権大会が厚別陸上競技場で行われました。

U-15 とドリームOV-16の選手たちは大会補助員として2日間計4試合ボールパーソンを務めました!

 

まず、ろう者サッカーって何??と引っかかっている人に、

 

ろう者サッカーとは、聴覚障がいのある人たちのサッカーです。

 

聞こえない、聞こえづらい中でプレーしている選手たちがいます。

 

障がい者サッカーには現在7団体が存在し、そのうちの一つにろう者サッカーがあります。

 

今回ろう者サッカーにおける全国大会(4地域選抜によるトーナメント制)が札幌で開催されたということです。

 

開催にあたり、シーガルサッカークラブにボールパーソンの依頼が来たため、これは選手たちにとって障がい者サッカーを勉強するチャンスであるとともに大会を裏方としてサポートすることで今まで気付かなかった大事なところに気付くことができるのではないかなということで引き受けさせていただきました。

 

ろう者サッカーとシーガルは2年前からフットサル交流試合を年に1回実施しており、そのつながりから今回お話をいただきました。

 

ろう者サッカーとのつながりの経緯も話すと少し長くなってしまうので、松本コーチが学生時代にお世話になったところがはじまりとだけ紹介しておきます。

 


会場設営から試合準備まで

朝9時に競技場に集合した選手たち。まずは会場設営!

今大会はメインとサブを両方使用するということで、準備も少々ハード。

ゴールを運んだり、弾幕を張ったり、ロールマットを敷いたり、テントを運び出して組み立てたり、ボールの空気を入れたり…

それでも、選手たちは積極的に取り組んでくれていました!


ボールパーソン

選手たちの主な役割はボールパーソンとゴール裏のフラッグ係。

ゴール裏のフラッグ係とは…ろう者サッカーはホイッスルや周囲の声が聞こえない、聞こえづらいため新版はフラッグを持ってホイッスルと同時にフラッグを振って知らせます。ゴール裏にも係を配置することでよりスピーディーに知らせることができ安全を守ることができるのです。

 




エキシビジョンマッチ

二日間、大会サポートに回った選手たち。

 

実際に目の前で見てどんなことを感じたでしょうか。

 

北海道選抜が優勝で幕を閉じた本大会。

 

この2年間ろう者サッカーの選手たちとの交流を図ってきたこと、目の前でプレーしているところを見たことで

 

障がい者サッカーをまたすこし身近に感じることができたのではないでしょうか。

 

 

2日目の閉会式が終わった後、シーガル合同チームVSろう者サッカー選手のエキシビジョンマッチを実施させていただきました。

 

厚別競技場の素晴らしいメインピッチでプレーできる。

 

それだけでいい思い出になったことは間違いないでしょう。

 



大会サポートを終えて

今年は札幌で開催された、ろう者サッカーの全国大会。

貴重な体験をさせてもらうことができました。

普段は自分たちが大会に出場する側で、サポートしてくれる人たちの事まで考えたことがある人は少なかったかもしれません。

今回の経験を通してどうでしょうか。

会場設営するのにどのくらいの人数が必要で、どのくらいの時間がかかるのか。

スムーズに試合が進むためにはボールパーソンも重要な役割。

 

これからのみんなの取り組み方や行った先の試合会場でのふるまい方などに期待しています。

 

ドリームの選手たちにとっても初めての経験で戸惑いもあったかとは思いますが、

障がい者サッカーというくくりでは同じ仲間たちがプレーしているのを一番近くでサポートすることができました。

 

自分たちが一つの大きな大会のサポートに携わることができた。

 

自信にもなったと思います。

 

また、いろんなことにチャレンジしていきましょう。

 

 

 

 

最後に、北海道ろう者サッカー協会の皆様、こうした大変貴重な機会の場をいただきましたこと改めて御礼申し上げます。