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北海道チャレンジドサッカー大会

気温30度超え?!

 ドリームにとっては年間の中でも数少ない大会の一つ。特に本大会は昨年地震の影響で中止となっていたこともあり、楽しみにしていました。大会にはOV-16の全メンバー(9月新加入メンバー除く)が、またドリームU-15からも一人が参加し、万全の態勢で臨みました。

 ドリームは初戦が第1試合。天気予報では日中気温が30度超えの予報もありましたが、小雨がぱらつく少々肌寒さも感じる朝を迎えました。開会式を終え、十分なウォーミングアップが出来ない中初戦を迎えました。

 初戦の相手は、1月のフットサル大会でも対戦し惜しくも敗れたチーム。8人制でのリベンジに選手たちも燃えていました。

 

 

 どんより曇り空の中始まった初戦。雨でぬれたピッチに苦戦する両チーム。蹴り合いになる場面が多く、相手のロングボールの対応が上手くいかずにラインを突破されてしまいます。それでも何度もオフサイドに助けられ、前半を無失点で切り抜けました。攻撃面では、人数をかけた攻撃が効果的で、相手ペナルティエリア前で何度かチャンスを作り出すことができました。ただ、チャンス時に少し慌ててしまい上手くシュートできなかったり…と言った場面も多く見られました。前半はみんな緊張していたのでしょうか?(笑)

 

 メンバーを少し交代して臨んだ後半戦は、少しオープンな展開に。すると、相手のスピードあるドリブルを止められず、ゴールを決められてしまいます。ただ、その際には多くの選手が防ごうと自陣ゴールまで全力で戻るプレーは素晴らしい守備の意識でした。その後は一進一退の展開でしたが、最後まで1点が遠く0-1で初戦を落としました。

 

初戦を終えて少しリラックス?

 初戦の敗戦の悔しさをにじませながらも、選手たちはどこかリラックスモード。緊張がほぐれたのでしょうか。

大会会場では知り合いや、お世話になった先生などとの再会があり、ピッチ外でもそれぞれにとって有意義な時間を過ごすこともできていたようです。

 

 迎えた2戦目。初戦と少しメンバーを変え、GKも交代して挑みました。初戦のようなかたさはとれて、積極的にボールにチャレンジするプレーが増えてきました。ピッチ内だけでなくベンチからもサポートの声や盛り上げの声が出ていて非常にいい雰囲気で臨むこと出来ていました。しかし、相手チームの堅い守備をなかなか崩すことができず、逆に一瞬のすきを突かれて失点。

 全メンバーが出場したこの試合も結果は0-1の惜敗。チャンスもピンチもありながら最後の1点が遠い…そんな試合でしたね。特に普段はGKで出場する山本選手のシュートがポストにはじかれたときは…みんな入ったと思ってフライングで喜んでしまいました(笑)得点のにおいプンプンのナイスゲームでした!

昼食をはさんで…

 2連敗をしてしまったので3戦目が最終戦に。ここまで全選手が交代をしながら、いろんなポジッションにチャレンジしながら出場してきました。ドリームではこれまでもどの大会でも全員がいろんなポジッションで出場することに取り組んでいます。特に今回は8人制ということでフットサルとは異なりいろんなポジッションを体験することができたのではないでしょうか。

 迎えた最終戦は強豪高校生チーム。今冬、特別支援学校の全国大会に出場することが決まっている力のあるチームです。試合開始から、正確でスピード感あふれるプレーに翻弄され、何度もゴールを脅かされます。ほとんど攻めることができず苦しい展開。ドリームは最後のところで何とかしのぎ続けました。最終的に失点を重ねてはしまいましたが、選手を固定することなく、出場した選手全員が堂々とプレーしてくれました。

貴重な経験を。

 松本コーチがドリームの活動に関わるようになったのが2017年5月。その時の練習参加平均人数は5,6人だったと思い返します。所属もぎりぎり11人いなかったように思います。12月のフットサル大会も5人ぴったりで参加し、他のチームから選手を借りたのはいい思い出です(笑)そんな松本コーチが知るドリームの2年半の歴史から考えても、OV-16メンバーが14人(一名9月に入会)に増え、8人制の大会に出場できていること自体がとても不思議な感覚です。こうした大会は年間に数えるほど。貴重な経験をメンバーの多くができたことは本当に嬉しく思います。

 もちろん勝てた方が嬉しいし、得点できた方が嬉しさは違うと思います。それでも、いろんな経歴のメンバーがいて年齢も経験も得意不得意もみんな違うメンバーが集まって、毎週毎週練習して試合に臨む。今回は負けた悔しさをみんなで味わいました。次になるかその次になるかはわかりませんがみんなで買って喜ぶ瞬間、ゴール出来て喜び合うそんな瞬間をみんなで味わうことができてらいいなと思います。